キミの翼が羽ばたく時。
しばらくの雑談を終え、私たちは店を出た。
私は翼の背中に小走りでついていった。
「ねぇねぇ、雫の髪って俺の髪色ににてるよね。何かキレイ。」
翼が振り向きながら言う。
「何それ、自分の髪もキレイってこと??」
「フッまあな。」
…よかった。
ガリ勉兄貴やヲタ兄貴だったらどうしようかと思った。
イケメンで優しそうな人でよかった。
「雫は中三だっけ?」
翼が聞く。
「うん、今度で高校生だよ!翼はどこの高校通ってるの?」
「ん~と山下久住高校。」
「山下かぁ。レベル高いね。」
その高校は、県内一位・二位をあらそう難関高だった。
私は人差し指をアゴにあて自分の学力のことを考える。
「雫が同じ高校はいったら楽しいのにな。俺の野蛮な友達にあわせてやろう。」
「ハハっ遠慮しときます! でも、山下目指してみよっかなぁ。」
私がそう言うと翼はニコッと言うより、ニヒッといった笑い方をした。
それからそれと無い話をしながら春の道を歩いて行くと、すぐに翼の住むマンションについた。
「キレイなマンションだね!もっと汚いイメージが……」
「ヴ…失礼な」
私は翼の背中に小走りでついていった。
「ねぇねぇ、雫の髪って俺の髪色ににてるよね。何かキレイ。」
翼が振り向きながら言う。
「何それ、自分の髪もキレイってこと??」
「フッまあな。」
…よかった。
ガリ勉兄貴やヲタ兄貴だったらどうしようかと思った。
イケメンで優しそうな人でよかった。
「雫は中三だっけ?」
翼が聞く。
「うん、今度で高校生だよ!翼はどこの高校通ってるの?」
「ん~と山下久住高校。」
「山下かぁ。レベル高いね。」
その高校は、県内一位・二位をあらそう難関高だった。
私は人差し指をアゴにあて自分の学力のことを考える。
「雫が同じ高校はいったら楽しいのにな。俺の野蛮な友達にあわせてやろう。」
「ハハっ遠慮しときます! でも、山下目指してみよっかなぁ。」
私がそう言うと翼はニコッと言うより、ニヒッといった笑い方をした。
それからそれと無い話をしながら春の道を歩いて行くと、すぐに翼の住むマンションについた。
「キレイなマンションだね!もっと汚いイメージが……」
「ヴ…失礼な」