僕だけの窓口女子
隣のアパートの住人
僕はこの家に住んで五年が経つ。


僕が九歳の時にこの街にやって来て、マイホームを購入したのだ。

前までは自分の部屋と呼べるような存在はなかったのだが、今では体を伸ばせる場所を手に入れたのだ。



そんな僕は中学二年生になった。
中学といえば青春。


青春と言えば思春期。

思春期と言えば恋愛。


だけど、僕には全くの無縁だったのだ。
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