僕だけの窓口女子
誰よりも僕を応援してくれていたのは彼女だ。
だから、レギュラーが決まった際、すぐに千歳に知らせたかったのだ。


「絶対勝ってね!応援するから」


「ああ」


「何だったら、ボンボン作って応援しちゃおうかな」


「何だよ、それ」


「だって、応援団と言えばチアリーダーでしょう?フレーフレーって会場へ行って直接応援しに行きたいけど出来ないし」


「なら、念でも送ってくれ」


「だったら、超能力身に着けないと」


何だかやる気満々。千歳の何気ない会話が僕の心を和ませる。
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