天使に花束を
《姫衣side》





―――――ピンポーン…―――――







あ……遥葵かな?



今出ようと思ったのに。



ばかね。




って、今日は意地張らない!




可愛くいるの!





もう!





あたしはリビングまで掛けて行って応えた。



「はーい!


あ、遥葵!


今行くね!」







ふぅ………





なんとか、第一試練クリア出来た…!





この調子でいこう!あたし!




よし。




忘れ物なーし!



じゃあ……「パパーママー行ってきまーす!」





「「いってらっしゃい!!」」




―――――ガチャ……―――――





「……おはよ遥葵。」



「……ん。はよ」




ん?




ちょっと??遥葵さん??



あんたの為にこんなに頑張ってオシャレしたというのになんのコメントもなしですか!?




ありえない!




男としてなってない!



「……ちょっとは……る?

























顔真っ赤だけど大丈夫?」






「……う、うっせぇ///これは、その…寒さのせいだ!」





あ、そうか。





寒過ぎて顔が真っ赤になったのか!




そうか!




まぁよくあることだよねー。



って違う!





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