不器用で優しいキミ
「あの、」


今学園見えたのに…。


「こっちいかないと…「黙ってついてこいよ」


…なんか怒ってる?


でも危ない感じが…。


「あのっ!
離してください。」


立ち止まり声をかけた。


「あ゙?
うっせぇんだよ、いいからついてこい。」


さっきと全然違うっ!


どーしよ!


「その汚い手離せよ。


警察、呼ぶけど。」


そこにいたのは…。


「守先輩…。」


私の心がドキッと鳴った。


「チッ…離せばいいんだろ!!」


私の手を振り払った。


その振動でふらっとする私…。


え?え?


地面に顔面からいくよ!!!


ぎゃああああああああ!!


トス


あのときと同じ音がした。


「!?!!??!!
…守先輩…。」


守先輩に抱きしめられてなんとか顔面衝突は免れた。


バカだなぁ、私。


ってあれ?


抱きしめられて…?


「ごめんなさぁい!!!」


一気に5mくらい守先輩と距離をとった。


転びそうだったとはいえ!


なんてことを…。


「…赤くなってるってことは期待していい?」


「え?」


なんか言ったのかな…?


私耳悪い!?


湯菜ちゃんの言葉も聞き取れなかったし。


「別に、
学園行こう。」


あっ!


早くしないと!!


そのとき


ピロリロリン♪


ケータイが鳴った。


「…?
誰かな?」
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