仮面夫婦
目が覚めると見慣れたベッドに寝ていた




温かい服に着替えて腕には点滴がされている




ふと視線を落とすと隆哉がベッドにもたれて眠っていた




私は




このまま隆哉といていいのだろうか




隆哉を幸せにできるのだろうか




そんなことを考えながら




点滴をはずして



隆哉が起きないようそっとキッチンへ向かった



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