仮面夫婦
トイレへは行くもののつわりでほとんど食事をとれていないからか吐けず咲は隆哉にうなだれるようにしてぐったりとしている




仕方なく点滴をうつことにした




点滴をしているあいだ




隆哉は咲が横になるベッドに一緒に横になった




腕枕しながら片手で少し膨らんだお腹をさする




「咲、、、ちょっと肩の力を抜かないか?」




「、、、、、、」




咲はまた泣きはじめる




「咲を責めてる訳じゃないんだ。むしろ気持ちがわかるからこそ今まで止めなかった俺の責任だと思う。」




「、、、」




「咲にばっかり無理させちゃったな。ごめんな。」




「、、ちがっ、、隆哉は、、悪くない」




咲がひくひくしながら話し出した
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