旅人の詩





「じゃあそれをもらおうかな。」





「はいよっ」





店主はカウンターの下から大事そうに茶色い壺を取り出すと、栓を開けて中から琥珀色になった液体をグラスへ注ぐ。





さらに熱い湯をグラスへ注ぎ入れると、フワリと甘い香りが広がった。














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