旅人の詩




広場にフワリと降り立つと、活気のある呼び声があちらこちらから聞こえてくる。





漂う焼ける肉の匂いに唾を飲み込み、旅人と鳥は人で賑わう大通りへと突入して行った。





売り子の声を聞きながら、二人はモンスター同伴宿を見つけ出した。





「はいよ、一泊800ルピチルだ」





「う……高いな」





「バケツ一杯ぶんのイモムシも付けるぜ」





「お、それならここに決めるか」











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