旅人の詩





「花の国から……抜けた、のか」





「ピィッ」





サラリスは小さくなった花の国を見下ろしながらスゥーッと空気を吸い込み、そして大きく吐き出す。





「うん……うまい」





ニッと笑い、二人は次なる国へと飛び去って行ったのだった。


























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