旅人の詩
巨鳥も、その通りだと言わんばかりに力強く鳴きながら、葉をわけながら害虫を探しだした。
「ピッ」
さっそく見つけたおぞましい形の虫をつつきながら瞬く間に呑み込み、さらにもう一匹の害虫も同じように呑み込んだ。
「おおっ、兄ちゃんその鳥良い仕事するじゃねぇかっ。ここらの鳥は虫よりピーナッツを狙うからこんな風にはいかないねぇ」
「そうなのか?こいつは騎乗用なんだよな。もし気になるなら、ちょいとデカイ市場に行くと、騎乗用の鳥とかけっこういるもんだぜ」