旅人の詩





「へぇぇっ、いい事を聞いたな。よし、機会があったら気にしてみるよ」





「ピッ!」





巨鳥は嬉しそうに鳴くと、引き続き害虫をつつきだした。





「よしよし、これでこいつは滞在中の飯の心配が無くなったわけだ」





「ピッ」





「後は、俺だけだな……。ピーナッツ料理以外の飯か。はぁ……そっちのほうが、よほど探すの難しいんじゃねぇのか?」





「ピィッ」





機嫌の良い巨鳥を睨み付けながら、サラリスは肩を落としメインストリートへと向かったのだった。









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