旅人の詩
メインストリートには、ピーナッツクリーム売りや焼きピーナッツ売り、ピーナッツの甘いジュース等々、とにかくピーナッツを売りに売っている露店が目立つ……いや、ざっと見た限りそんな露店しか無いようだ。
サラリスはウンザリ顔でその様子を流し見しながら、何か胃に入れるものはないかとピーナッツ以外ののぼりを探しまわってみる。
「うーん」
しかし、やはりそれらしき物は無く、泣く泣くピーナッツクリームがたっぷり塗られたトーストを頬張るはめになってしまった。