初恋の君は俺様エース
お俺が振った女は、涙を流しながら去っていった。
罪悪感を感じないわけではない。
でも、絶対付き合わない。
そして、ずっと視線を感じていた。
「何、お前、覗きが趣味なわけ?」
居たのは、俺の好きな奴。
そいつは、俺を見てすごく嫌な顔をする。
嘩琳が俺のことを気に入ってないことは前から知っていた。
でも、ここまで嫌われてるとはね。
俺はつい、嘩琳にキスをしてしまった。
俺を見てほしくて。
「あんた、好きな奴いんだろ?なのに、なんで私なんか にキスしてんだよ。迷惑だっつーの。キスなんか、その 好きな奴とやればいいでしょ?」
そしたら、嘩琳はこんなことを言い出した。
人の気も知らないで。
俺だって、好きでもない女にキスをするような男じゃない。