信愛
第1章 偶然な出逢い
あの日、こんなに深く愛してしまうような人に出逢うとは、思ってもみなかった。
2011年初夏。
夏の始まり。日も長くなり夕暮れ時の西日が街を照らす。
この日、あたしは行きつけの居酒屋のマスターに友人を紹介しようと、合コンをセッティングしたんだ。
女3人、男3人。
女は友人の愛ちゃんと茉莉ちゃん、そしてあたし、里緒菜。
男はマスターのとし君と、とし君の小・中同級生の凌君、とし君の居酒屋の常連客の田所君。
あたしの企みは、とし君と愛ちゃんをくっつけること。
もちろん、茉莉ちゃんも知ってる。
だから、あたしと茉莉ちゃんは男探しとか、出逢いは求めていなかった。
愛ちゃんの保護者的な感覚で来たんだ。
2011年初夏。
夏の始まり。日も長くなり夕暮れ時の西日が街を照らす。
この日、あたしは行きつけの居酒屋のマスターに友人を紹介しようと、合コンをセッティングしたんだ。
女3人、男3人。
女は友人の愛ちゃんと茉莉ちゃん、そしてあたし、里緒菜。
男はマスターのとし君と、とし君の小・中同級生の凌君、とし君の居酒屋の常連客の田所君。
あたしの企みは、とし君と愛ちゃんをくっつけること。
もちろん、茉莉ちゃんも知ってる。
だから、あたしと茉莉ちゃんは男探しとか、出逢いは求めていなかった。
愛ちゃんの保護者的な感覚で来たんだ。