信愛
第2章 恋
ピピピッ…ピピピッ…

携帯のアラームが鳴る。

重だるい身体を無理やり起こす。

隣には子供達がまだ夢の中。

重たい身体を引きずりながらキッチンに行き、朝食の支度を始める。

いつもの日常が繰り返される。

子供達を起こし、学校と保育園に行く準備をする。

あたしも、また、自分の学校の準備を始める。

朝食をすまし、上の3人を見送る。

1番下の子を保育園に送り、あたしは自分の学校へと向かう。

ダルい身体とは逆に、あたしの心は穏やかだった。

いつもの日常に戻ったと思っていた。

小さな魔法がとけてしまったんだと…。

しかし、このあと、あたしに来た1通のメールをきっかけに、何かが変わり始めた。






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