信愛
凌君から返事が来たのは2時間後だった。

凌『ごめん、調子に乗り過ぎた。忙しくてすぐ  返事できなかった。』

あやしい…

里緒菜『もう、いいから。他に女いるんで      しょ。そちらと仲良くしたらいい。』

そう返信した。

メール送信後すぐに、凌君から電話がきた。

出るか迷ったけど、ちょうど休み時間だったし、最後に声でも聞いてやるかというノリででた。

里緒菜「もしもし…」

もちろん、声のトーンは低い。

凌「怒ってるの?」

里緒菜「べつに…」

(いや、怒ってますけど。)

凌「ふざけただけだから。ごめん。気悪くさせ  て。他に女なんかいないから。大丈夫だか  ら。俺、お前のことまじ、好きなんだ。」

必死で謝る凌君。

(…今回は様子みてみるか。)

里緒菜「わかった。もぅ、いいよ」

凌「本当ごめんね。もぅ、仕事もどらなきゃい  けない。近いうち、時間つくって会お    う。」

里緒菜「わかった。」


こうして、あたしは凌君を信じることにした。

この先、裏切られていくとも知らずに…
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