信愛
第4章  離婚
凌君と出逢ってから1ヶ月半が過ぎた。

一線を越えない微妙な関係が続いていた。

凌君とは、数えられるくらいしかあっていない。

一緒にご飯を食べに行く程度だった。

お互い、忙しいからなかなか会えないんだって、思ってた。







本当は、凌君とどこかへ出掛けたりしたかった。

でも、あたしのおかれている状況を考えたら、そんなことは、無理だと思ってた。


これ以上は、求めちゃいけないって、ずっと言い聞かせてた。


凌君に会うたび、どんどん好きになってることも、承知だった。


凌君、大好きだよ。


< 24 / 28 >

この作品をシェア

pagetop