信愛
あれは、まだ一番上の子が1歳くらいの頃…

周りに友達もいなくて、毎日、1歳の娘と二人きりだった。

旦那は、仕事が忙しいと言って帰るのも深夜があたりまえ。

早く帰ったと思えば、遊びに行く。

あたし、寂しかったのかもしれない。

ある日、あたしはそんな生活に嫌気がさして1歳の娘を連れて家を出た。

すでに、両親のいないあたしにとって、実家なんてものはなく、もちろん、行く宛なんかなかった。




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