信愛
着替えをカバンにつめて、1歳の娘を連れあたしはバスに乗った。

とりあえず、駅前まででようと…

時刻は夕方の5時半。

バスの窓から夕日が、差し込み初めてバスに乗り笑顔満開の娘の顔を照らした。

あたしは、喜ぶ娘の顔を眺めながら何処に行けばいいのか考えていた。

20分弱バスに揺られ駅前に着いた頃にはもう6時をまわっていた。

とりあえずバスから降りて、街中を娘と歩く。

兄も姉もすでに結婚して、家庭があるし。

仲の良い友達ももちろん実家暮し。

本当に行く宛がないと実感した。



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