女装男子VS男装女子。
あたしの鼓膜が破けてしまう!

ジロッとあたしは神宮を睨んだ。

「な、なによ!うるさいわねっ」

まだ一言も喋ってないんですが。

はぁ……。

「で、あた……俺に何か用?」

「あんたに、私の本当の姿を見せてあげようと思ってね」

ニヤリと神宮が不気味に笑った。
そして……
急に服を脱ぎ始めた。

「なっ何してんだよっ!」

「うるさい。ちょっと静かにしてなさいよ」

迷惑そうに顔をしかめる神宮。

迷惑なのはこっちだっつの!

あたしが一人狼狽えているうちに、
神宮はブラウス一枚になってしまっていた。

「よーく見てなさいよ……。


実は私……」
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