女装男子VS男装女子。
ぴょんっぴょんぴょんぴょんっ!

必死に飛び続ける神宮が、ウサギのように見える。

もう無理。
我慢できない。

「ブハッ!あははははははっ」

あたしは吹き出した。

「!!あ、天野!?!?なんでこんなところにいるんだよっ」

神宮は見られていたことの恥ずかしさか、
顔を真っ赤にした。

「たまたま通りかかったの。そしたらあんたがいて、しかも変なことしてるからっ……あはははははっ!!」

お腹を抱えて笑い転げる。

ヒーッ、ヒーッ、お、お腹痛い!

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