女装男子VS男装女子。



いつもの空き教室。

オレと天野はそこにいた。

「で、何の用?」

「あぁ…昨日の、こと、なんだけど……」

オレは噛みながら話し始める。


ああああっ、やっぱり恥ずかしい!

顔をが赤くなって行くのが分かる。

「何?」

「昨日、あんな言い方して悪かった!は、はずっ恥ずかしかったんだよ!!」

「え、」

「好きな女よりも小さいなんて、恥ずかしくてっ!」

天野が目を丸くする。

「だからあんな言い方しちまったんだよ!」

はぁっ……はぁっ……

ち、ちゃんと言ったぞオレは。

天野は、まだ目を丸くしている。


そして、一気に顔が赤くなった。
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