明日からのその先

今日もまたあたしは学校を終えた。

地獄みたいな時間がやってくる。

「はぁ…はぁ…」

手が震える。

汗がふきでてくる…

大丈夫、大丈夫。

まだ我慢できるでしょ?

頑張らなきゃ…

「千代里ー!」

花の声?

「何ー?」

あたしは無理に笑顔を作る。

「こいつに勉強教えて!!」

花に摘まれてるのは木下。

「…木下って頭いいんじゃないの?」

「冗談言わないで!こいつ全教科赤点だったんだから!!」

楽勝って言ったのはどいつだ。

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