明日からのその先

掴まれたあたしの腕…

「やだ…」

もがくけど離れない。

「キスしてくれたら離してあげようかなー」

少しずつ男子たちが近づいてくる…

「やだ…やめて!」

「おーい!お前等なにやってんだー」

「やべ!坂野じゃん!」

坂野とはこの高校の教師。

男子たちはあたしを置いて逃げていく…

「お前も何してたんだ?」

ボソッとそれだけ残して先生もどこかへ行っちゃった。

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