明日からのその先

「お姉ちゃんの彼氏だから我慢しなきゃでしょ!?何にも知らないくせに!」

あたしは何回も木下を叩いた。

あたしだって頑張ってるんだよ…

もう殴られるのは嫌だよ…

「乃村ちょ…」

これが最後。

あたしは木下にキスをする。

毎日勝原さんにされてたみたいな深いキス。

「毎日されてたから上手いでしょ?笑えないよね…汚れてるんだよあたしは…」

あたしは準備室を飛び出す。

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