明日からのその先

「お姉ちゃん!」

あたしは走って警察署に向かう。

お姉ちゃん…

また泣いちゃう…

弱いなあたし…

もっと強くなかなきゃ…

もっともっと…

「あの…お姉ちゃんは?乃村美穂はどこですか!?」

あたしは受付に飛び込んだ。

「落ちついてください。こちらです」

あたしは1人の警察官に部屋を案内された。

「お姉ちゃ…」

「見てー…ほら蝶々が飛んでるー綺麗だねー」

「…お姉ちゃん…お姉ちゃん!!」

幻覚…

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