明日からのその先

未遂に終わったけど…

まだ意識が戻らない。

「何故?俺が一方的に?…そうか…じゃ最後に思い出をくれないか?」

そう言ってどんどん近づいてくる勝原さん…

「来ないでください…」

「千代里…あの時みたいにキスしてよ…」

嫌だ!

「千代里から離れてもらえます?」

間一髪で助けられたあたし。

「誰だよお前…」

「千代里の夫です」

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