花の音色〜チョコの香りをいつかまた〜




ポキンッ


思わず顎を引き、ポッキーを折った。


「ふぇぁ⁉︎」


勢いに負けたサクラが宙をくるくると回る。

「わわっ」と何とかサクラを空中キャッチ。


ぐるぐるっと目が回った彼女を手に、樹は「うわぁあああ」と声を上げた。


「さささサクラさんごめんなさい、大丈夫ですか⁈」

「は、はひ」





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