君が嘘をついた理由。


関係ないや、と思いつつも、群がってる人のせいで進むことができず、自然に足止めをくらう。

「どうすんの、これ」


「どうするも通れないよ」


押しのけて行くのは疲れる。

仕方なく、少しずつ進めないか様子を見ながら喧嘩を見守るけど・・・。


「止めなさいっ、ちょっと!」

「あー・・・」



割って入った甲高い声。


それはその場にいた人の期待をちょっと外した人物のもので。





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