君が嘘をついた理由。

陽太は猫だと思ってる。

最初はそれでいいと思っていたのに。猫として、ここに住めたらいいと思っていたのに。



・・・こうして抱きついている今も、


陽太はただ猫が甘えてきていると位にしか思っていないのだと思うと、悲しくなる。


猫として、じゃ、物足りなくなってきてる。私、おかしい。



苦しい。

先生と、生徒に戻らないと。離れないと。もう、だめだ。陽太をだまし続けること何てできない。


いつか、そのうち。ここを出て行こうと思って、先延ばしにしていたけれど。



今、しかない。


ーーーーーー明日、出て行こう。




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