君が嘘をついた理由。
お客さん…ペットだけど、
を先に入れないわけにはいかないと言う早川さんに
後の方がいいと言い張り先に入ってもらった。
早川さんはしぶしぶ浴室へと消えて行き、一人残された私はぼーっとしていたんだっけ。その時に確認した時間は11時過ぎだった。
それから……
おそらく待っている間に
寝てしまったのだと思う。
ごろん、と
横になったことは覚えている。
クーラーの風が心地よかったんだ。
ねむたい、と意識する前に寝てしまっている。
警戒心がないなぁ。と思いつつも、自分でベットの上へ行った覚えはない。上がってきた早川さんが運んでくれて、毛布もかけてくれたのだろう。