君が嘘をついた理由。
「あ、」
「どうしました?疲れた?」
目を逸らせば心配そうな声が落とされる。
「まだできるまで時間がかかるから、横になってていいですよ」
「うん・・・」
疲れた、聞かれても、疲れるようなこと全然せてないんだけどなぁ。むしろ疲れてるのは仕事をしてきた陽太の方だろうに。
そう思ったけれど、
言われたとおり、ベットにごろんと寝ころんだ。
そのまま、調理をしている陽太を眺める。
・・・・・・バレた時は、あんたも早川も大変なことになるからね、か。