ふわふわな恋。
あたしと同じ駅で降りる人たちがたくさん。
この人たちみんな同じ学校に入る人なんだなぁ〜…。
駅から少し歩けば、あたしがこの半年間必死に勉強して(実際あんましてないけど)合格できた高校が!
つくやいなや、「第24回坂井西高等学校入学式」と書かれた看板が校門の前に華やかに置かれている。
そこに生徒会会長と思われる綺麗な女の人が「あちらですよ」とにっこり笑顔で玄関の方を指さした。
「ありがとうございます!」
あたしはそう言って高校へと一歩踏み入れた。
玄関の方からはクラス表が貼ってあるのか女子たちの騒ぎ声が聞こえてくる。
クラス表かぁ〜。
中学の時は学期ごとに張り出されるクラス表に毎回ドキドキしていたが今回はそうでもない。
誰と一緒のクラスになったってみんな知らない人なんだから同じだ。
そう思いながら玄関へと足を入れる。
だが想像以上の人混みに、クラス表の文字はまったく見えない。
「自分のクラス見た奴は素早く教室に迎え〜」
生徒会役員たちと先生たちが新入生たちを促す。
あ、ようやく文字が見えてきた。
あたしは1組から順番に柚木愛莉という4文字を探す。
1組は…ない。
2組は…あった。
意外と早く見つけちゃったもんで、自分でも少し笑ってしまう。
1年2組かあ。
先生たちに言われたとおり、クラス表を後にし、教室がある4階へと向かう。
この人たちみんな同じ学校に入る人なんだなぁ〜…。
駅から少し歩けば、あたしがこの半年間必死に勉強して(実際あんましてないけど)合格できた高校が!
つくやいなや、「第24回坂井西高等学校入学式」と書かれた看板が校門の前に華やかに置かれている。
そこに生徒会会長と思われる綺麗な女の人が「あちらですよ」とにっこり笑顔で玄関の方を指さした。
「ありがとうございます!」
あたしはそう言って高校へと一歩踏み入れた。
玄関の方からはクラス表が貼ってあるのか女子たちの騒ぎ声が聞こえてくる。
クラス表かぁ〜。
中学の時は学期ごとに張り出されるクラス表に毎回ドキドキしていたが今回はそうでもない。
誰と一緒のクラスになったってみんな知らない人なんだから同じだ。
そう思いながら玄関へと足を入れる。
だが想像以上の人混みに、クラス表の文字はまったく見えない。
「自分のクラス見た奴は素早く教室に迎え〜」
生徒会役員たちと先生たちが新入生たちを促す。
あ、ようやく文字が見えてきた。
あたしは1組から順番に柚木愛莉という4文字を探す。
1組は…ない。
2組は…あった。
意外と早く見つけちゃったもんで、自分でも少し笑ってしまう。
1年2組かあ。
先生たちに言われたとおり、クラス表を後にし、教室がある4階へと向かう。