《完》君のそばで。
出会い。
私はある小さな施設で育った。
親は居るけれど1年に2度しか会えない。
あなたが来るまでは私は
恋をするなんて思いもしなかった。
好きって気持ちや感情がどんな感じで
どんな想いなのかあの頃の私には
まったくわからなかった。
2007.4.1 春
田舎で空気はとても綺麗な所。
学校は、施設から徒歩5分ぐらいで
着く。
その日は、夜中まで勉強して寝たのは
2時半だ。
目覚ましをセットし布団に入り寝て
朝になったら目覚ましが鳴った。
目覚ましを止めて見てみると7時50だった。
急いで顔を洗い制服に着替えて走って
学校に向かった。