秘密の言葉
「じゃあそれでさ、プロポーズは?」
「プロポーズは、今から17年前だから…私が18の時ね」
「え、お母さん若すぎるよ」
だって、18歳で結婚したなら…。
19歳で私を産んだって事だよね。
そりゃあ、今もまだ若々しい訳だよね。
「プロポーズがさ、大学のオープンキャンパスで『君は僕の運命の人だ!僕と結婚しよう』って言われて。最初は『え?』と思ったけど、まあ何かいい人っぽいしいいかな…みたいな?」
「え、それで結婚?!なんか、すごく斬新だね…」
「でもそれで5年はもった。そんなんでも運命は運命だったのよ」
すごい、怖いくらい。
お父さんも凄いけど、それを受け取ったお母さんもまた凄い。
「色んな恋があるんだね…」
「もう離婚して、恋愛感情はないけど…確かに素敵な人ではあった。だから、あの人との花で全然後悔は無いし、むしろ感謝もしてる」
やっぱり、お父さんも素敵な人ではあったんだ。
きっと、愛し合ってたと思う。
今は、こんな感じだけど…昔は本当に愛があったから、こんな風に言えるんだろうな。
なんか、笑っちゃうな。
「ん、その笑顔が好きよ」
「え?あはは…うん」
「それじゃあ、2人で作ったケーキ…食べよっか?」
私は、あのメッセージが書いてあるケーキを、ゆっくりとテーブルへ運んだ。
「プロポーズは、今から17年前だから…私が18の時ね」
「え、お母さん若すぎるよ」
だって、18歳で結婚したなら…。
19歳で私を産んだって事だよね。
そりゃあ、今もまだ若々しい訳だよね。
「プロポーズがさ、大学のオープンキャンパスで『君は僕の運命の人だ!僕と結婚しよう』って言われて。最初は『え?』と思ったけど、まあ何かいい人っぽいしいいかな…みたいな?」
「え、それで結婚?!なんか、すごく斬新だね…」
「でもそれで5年はもった。そんなんでも運命は運命だったのよ」
すごい、怖いくらい。
お父さんも凄いけど、それを受け取ったお母さんもまた凄い。
「色んな恋があるんだね…」
「もう離婚して、恋愛感情はないけど…確かに素敵な人ではあった。だから、あの人との花で全然後悔は無いし、むしろ感謝もしてる」
やっぱり、お父さんも素敵な人ではあったんだ。
きっと、愛し合ってたと思う。
今は、こんな感じだけど…昔は本当に愛があったから、こんな風に言えるんだろうな。
なんか、笑っちゃうな。
「ん、その笑顔が好きよ」
「え?あはは…うん」
「それじゃあ、2人で作ったケーキ…食べよっか?」
私は、あのメッセージが書いてあるケーキを、ゆっくりとテーブルへ運んだ。