秘密の言葉
「お母さん、いつもありがとう」
すごく単純なメッセージ。
でも私にとっては、"ありがとう"は大きな言葉だから。
お母さんにも、それが届けばいいなって思う。
「…もう、可愛い娘にこんなもの貰ったら…泣けちゃうじゃないっ」
お母さんは、目尻の涙を拭った。
すごく優しく微笑んで、『ありがとう』って言ってくれた。
私はこの顔をが見たかったから、本当の本当に嬉しかった。
「えへへ…それと、お母さんずっと同じエプロン使ってたからよかったらこれ使って?」
いつも美味しいものを作ってくれる時、薄汚れたエプロンをしてた。
新しい物を買おうともしたけど、裁縫は得意な方だったからどうせなら作ってあげたくて。
頑張って作ってみた。
「ありがとう。じゃあこれは私から」
「え、お母さんまでくれるの?」
少し大きめの袋には、暖かそうなピーコートとニット帽が入っていた。
どちらも私の好みに合ったもので、すごく気に入った。
でも、ちょっと高そうな物だったから申し訳ない気持ちもある。
「気に入ってくれた?」
「うん、ありがとう!」
お母さんは、魔女みたい。
恐ろしいんじゃなくて、私を笑顔にする魔法を持ってる。
私が辛いことがわかったり。
私の好きなことを沢山知ってたり。
私の事は、全てお見通しみたいで。
そして何より、私にとっての世界一のお母さん。
__Happy Merry Christmas…
すごく単純なメッセージ。
でも私にとっては、"ありがとう"は大きな言葉だから。
お母さんにも、それが届けばいいなって思う。
「…もう、可愛い娘にこんなもの貰ったら…泣けちゃうじゃないっ」
お母さんは、目尻の涙を拭った。
すごく優しく微笑んで、『ありがとう』って言ってくれた。
私はこの顔をが見たかったから、本当の本当に嬉しかった。
「えへへ…それと、お母さんずっと同じエプロン使ってたからよかったらこれ使って?」
いつも美味しいものを作ってくれる時、薄汚れたエプロンをしてた。
新しい物を買おうともしたけど、裁縫は得意な方だったからどうせなら作ってあげたくて。
頑張って作ってみた。
「ありがとう。じゃあこれは私から」
「え、お母さんまでくれるの?」
少し大きめの袋には、暖かそうなピーコートとニット帽が入っていた。
どちらも私の好みに合ったもので、すごく気に入った。
でも、ちょっと高そうな物だったから申し訳ない気持ちもある。
「気に入ってくれた?」
「うん、ありがとう!」
お母さんは、魔女みたい。
恐ろしいんじゃなくて、私を笑顔にする魔法を持ってる。
私が辛いことがわかったり。
私の好きなことを沢山知ってたり。
私の事は、全てお見通しみたいで。
そして何より、私にとっての世界一のお母さん。
__Happy Merry Christmas…