【短】隣の部活のアイツ
額の汗はけして醜いものなんかじゃなくて
輝かしくて、
彼等がこれまでに頑張ったきたことが伝わる。
「円陣……お前らも入ってくれよ……」
次でベスト3が決まる試合。
それに勝ち、
もう一試合勝てば優勝だ。
だから気合いを入れ直す為に円陣を組む。
「いいの……?」
「同じ体育館で一緒に頑張ってきたじゃねーか。部活は違ってもお前らは仲間だ。」
そうしてバスケ部のメンバーが肩を組んで迎え入れてくれる方へ向かって私達も肩を組む。