【短】隣の部活のアイツ
試合が終わりすぐ、
池谷の元へ行った。
汗だくの池谷の顔をタオルで拭いて
抱きついた。
「おめでとう……次だね……」
「おう!俺…がんばるから……でも………」
珍しく不安そうな顔をする池谷。
ん?
と顔を近づけると、
「次はほんと、どうなるかわかんねぇ。
だから……もし俺の調子がやばかったら……最大限の応援してくんねぇ?」
「うん……当たり前でしょ??」
そう答えると
池谷の顔には満面の笑みが広がり
そして次にはこれまでに見たことの無い様な真剣な顔つきに変わった。