15年目の愛。
「なんでも相談のるから。
なんかあったら言ってね!
じゃあね!」
「バイバイ。」
玲奈の家の前で私たちはわかれた。
1人で家まで帰る道のりの
足取りは重かった。
「ただいま」
おかえり〜って言いながら
玄関に来るママ。
「どう?学校慣れた?」
「うん。中学の時の友達も結構
いるし、楽しいよ」
「なら、良かったわ。
そうだ!和貴くん東京に帰ってきたら しいわよ。」
ママにまで和貴のこと言われるなんて。
私の心がグチャグチャになりそうだった。