僕等、リア充撲滅部!
そういった瞬間、ガンッと鈍い音がした

そう、俺の頭から…

「五月蝿い黙れ目障り不快空気読め
 虫以下八つ裂きにしてやろうか?」

理絵は俺の頭をゲシゲシと蹴ってきた

気づけば俺は、床に頭がめり込んでいた

口だけは地上に出ているので呼吸はできる

ただ…

「抜けないぞ?」

俺は、必死で腕に力を入れて

床から頭を引きぬこうとするが

抜けない

ちょ、まじかよ!えぇ!

助けて!一生、床と共にくらすのは嫌だ!

「理絵えええ!助けてええええ!」

「…………チッ」

え?今、舌打ちした?こうなったのって

半分理絵が悪いよね…

理絵は俺の首元を掴み上へ引き上げた

ガコン

あぁ…光だ

ただいまお日様

そしてさよなら床
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