僕等、リア充撲滅部!
*最終章*
   *   *   *


六年後――――。

俺は今、居酒屋にいる

元リア充撲滅部のメンバーと

「ぷっはぁぁぁ!ビールうまいね!」

「奏多...。お前はおっさんか?
 プロのモデルさんよぉ...」

「たまには息抜きだよ!ね!璃々!」

「そうだけど...
 おなかに赤ちゃんがいるんだから
 あまり飲みすぎちゃだめなのだ」

大きなおなかをさすりながら言う璃々は

もう奏多の奥様

一年前、結婚したのである

そして驚くことに

「保育士の理絵も世界的コーディネーター
 虹々さんも婚約者がいるのだね...」

「なんか照れちゃうでーす」

「...結婚式にはよんでやるよ」

「くああああああああああ!!!
 なんだ!このリア充は!
 爆ぜろおおおお!」

「静まれ!楓!」

「皐月...お前は仲間だよな?な?」

俺は皐月の肩をつかんだ

「あ、えっと...」

え?なに、そのびみょーな反応...

「じ、実は俺、夏希と付き合ってるんだ...」

「す、すみません、黙ってて...」
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