僕等、リア充撲滅部!
あれ、こいつ、こんな奴だったっけ?

「松本…、リア充になったらしいな」

皐月が松本を睨みつける

「あぁ、そうだとも」

眼鏡をくいっと上げて余裕の笑みを浮かべた

「俺達は、仲間じゃなかったのかよ!?」

俺は、涙を浮かべて松本の肩を掴む

「ふ、ふふ、ふふふふ、仲間?」

不気味に笑い出した松本

ちょい怖いっす

松本は、また眼鏡をくいっと上げて

俺の目を見てこう言った

「仲間だと思ったことは一度もないですよ」

「…………っ!?」

「君達は僕がリア充になるための駒に
すぎないのですよ………!」
< 4 / 325 >

この作品をシェア

pagetop