クールな彼女

抱きしめる感覚に顔が赤くなる。



は、恥ずかしい！



その姿を見た遠藤さんは余計にニヤニヤと笑った。





「ユッキー、顔真っ赤だよ。」

「え、あ、これは…！」

「はいはい、ご馳走様。」

「ち、違うんです！」






何を勘違いしているのか遠藤さんがニヤニヤしながら私を見ている。


櫻庭くんもなかなか腕の力を緩めてくれない。





「あ、あの…櫻庭くん、離してください///」




恥ずかしすぎて、小さな声で言うと余計に力が込められた。


え、私…離してって言ったよね？


櫻庭くんに伝わらなかったのかなと思ってもう1回言おうとすると、櫻庭くんが口を開いた。