クールな彼女
全ての授業が終わり皆が帰ってしまった。
私は日頃の日課の花に水やりしていた。
クラスで1つは必ずある小さな鉢の花に水をやるのがいつからか私と日課になった。
今日も元気に咲いている花を確認して私は思わず頬が緩んでしまう。
いつまで咲いてくれるかわからないけど…この姿を見るだけで癒されてしまう。
私も少しはこの花のように笑いたいけど今日のことを思い出して肩を落とす。
まだ当分先のことになりそうだな…。
なんて、思っていると後からドアを開ける音がした。
思わず振り向いてみるとそこには同じクラスの男の子が立っていた。