【完】幼馴染み≠彼氏=幼馴染み
私は怖かった。

幼馴染みな、今を変えることが
好きだと気づいた途端に
どうしようもなく、怖くなった。



でも、それは怖くなったんじゃない。


自分が傷つくことを、
恐れていたんだ。




『私は今日の授業はサボるから
放課後、屋上で待ってるね。』



そう、圭にメールをした。



そのあとは一人、
保健室でそわそわしていた。



保健室の先生は出張なのかな?
なんて、現実逃避してみたり、
膝の怪我を適当に手当てしたりした。




でも、こんな時に限って
時間はたつのが早いのだ。







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