【完】幼馴染み≠彼氏=幼馴染み
「ありがとう・・・美那」




圭はそう言って
私を抱き寄せた。



何で?





あなたがOKしたのに、
辛そうな声なんて
出さないでよ。




私が悪いことしてる
みたいじゃない。






「帰ろっか?」

「あぁ」





抱き締めていた
手をほどいて、
私の手を握った圭




変な気分だった。



手を繋ぐなんて
小学生低学年以来だったから。




だから、このドキドキも
久しぶりに繋いで緊張しているだけ
なんだ、そう思うようにした。









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