【完】幼馴染み≠彼氏＝幼馴染み

帰りも二人で
無言で帰った。




「悪かったな、気まずくなっちまって・・・」





伏し目がちに言う圭に、
だったら何でコクるのよ。





「いいよ・・・
最初はそんなもんだよ。」





元気付けたつもりだった。








「・・じゃ、な。」



圭は私に背中を向けて
向かいにある家に入っていった。







私にキスをして・・・



「不意打ちとかズルいよ」






顔を真っ赤にした
彼の顔が私の心を占領した。