love



「え、・・・ど、ゆうこと?」

ほんとはわかっていた。だけど分からないふりをしたんだ。
お兄ちゃんの口からちゃんと説明してほしくて。



「俺がゆうとってやつ。お前の相手してたやつ!」

「・・・」

「分かった?」

わかんないよ・・・・

なんで?どうして?

ゆうとくんがお兄ちゃんだなんて・・・・



「お前さ、ずっとやさしいお兄ちゃんが欲しいって言ってたじゃん?だけどさ、いまさら優しくなんてできねーし・・・・。だからlineのなかだけでも。って思って。」

「・・・・」

「だましてごめんな。」


普通なら赤面するのだろう。それか怒るのかな。
だけど私は・・・




泣いてしまったんだ。



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