澪ちゃん恋をする


「み、澪ちゃん?」



そう、先輩の存在を忘れていたのだ。

恥ずかしくてあたしの顔は一気に真っ赤になった。



「ハッ!あっすいません!また作りますね!」



「う、うん。楽しみにしてる」



先輩は苦笑いしながら部活へ戻って行った。

休憩時間だったらしい。

あ~玲次めぇ!ムカツクっ!!

そう思って玲次を呼んだ。



「おい、玲次!!」



振り向いたがそこにヤツの姿はなかった。

逃げ足の速いヤツめ。

今日帰ったら玲次の枕の下に大量のチョコ入れといてやろう。

夢の中でチョコレートの海で溺れるがいい…。

ガハハハハッ!!

そんな復讐を考えながら、今日も1日が終わった。

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